カテゴリー別アーカイブ: 過去のコンサート・講座等

7,8月のチャリティコンサート

蒸し暑さが続く毎日、梅雨明けが待ち遠しく感じますが、皆様お元気にお過ごしですか?
毎月第3土曜日の午後に開催している、東日本大震災チャリティ ワンコイン・コンサートに7月と8月はオリゴの会員が続けて出演します。

どうぞ皆様、お誘い合わせの上、古楽研究会Space1Fにお出でください!!


7月20日(土) 15時開始
~声楽&チェンバロ~
演奏: 大志万 明子(声楽)、加久間 朋子(チェンバロ)
曲目: マヌエル・デ・ファリャ  7つのスペイン民謡組曲
    O.レスピーギ  昔風の五つの歌
    G.フレスコバルディ  アリエ・ムジチより
    ほか

8月17日(土) 14時半開始
~チェンバロ・ソロ~
「新旧様式の狭間で~W.フリーデマン・バッハの内面世界~」
演奏: 梶山 希代(チェンバロ)
曲目: W.F.バッハ   ファンタジー イ短調
               クラヴィーア ソナタ ニ長調
               8つのフーガ
               ポロネーズ
               ほか

会場: 古楽研究会 Space1F  東京都板橋区中丸町10-1 古楽研究会ビル1階
入場料: 500円     

www.space1f.com/index.php?data=./data/cl4/

お問い合わせは想楽舎まで tel: 03-3530-7280

オリゴの春終了しました

3月30日(土)、近江楽堂にて、古楽研究会恒例の春のコンサート「名曲発見・オリゴの春ⅩⅧ」を開催。
この日も気温は低め、肌寒い一日でしたが、予定時間ぴったりに楽器も搬入され、トラブルもなく無事終了しました。


今年はフレミッシュ2段鍵盤とイタリアン、2台のチェンバロを使用。
配置もこんな風にチェンバロの蓋を外して中央に2台を置き、周りを取り囲むように椅子を並べてみました。




近江楽堂で、このような配置を試したのは初めてですね。
天井高く立ち上った音が頭の上から降ってくるようで、とても心地のよい響きだったのは新発見です!

スヴェーリンクとフレスコバルディという二人の巨匠の音楽の対比も面白く、同時にルネッサンスの反動として興ったバロックの実験的でドラマティックな音楽・・・

色々な「対比」を味わえるのが、このコンサートシリーズの楽しさです。


さて、来年のテーマは何でしょう?
まだまだ発見されていない、様々な“美の対比”ができそうです。

名曲発見・オリゴの春

この冬は厳しい寒さが続きましたが、早いもので三月もあと一週間。
急に暖かくなったり冬に逆戻りしたりと、気温の変化が激しい月でしたね。
東京の桜も開花したと思ったら、あっという間に満開です。
観測史上二番目の早さだそうです。



さて今年も3月30日に古楽研究会恒例のコンサート「オリゴの春」を、東京オペラシティ近江楽堂で開催します。





18回目となる今年のテーマは、スヴェーリンクとフレスコバルディ~二人の天才が遺したもの~

ルネッサンスの終焉からバロック誕生へと時代が動く中、出現した二人の巨匠の作品のみに焦点を絞ったプログラムです。

どうぞ皆様、お誘い合わせの上ご来場ください。

チケット予約・問い合わせ
古楽研究会 03-3530-6224
想楽舎 03-3530-7280

会員コンサートのお知らせ

加久間朋子と梶山希代によるチェンバロ・デュオ《レ・キャトルマン》の公演が、来年1月17日(木)に汐留の日仏文化協会・汐留ホールにて行われます。

この公演は日仏文化協会による“Jeudi Soir”(木曜の夕べ)と題した催しの一環で、フランスの香り漂うカルチャーの情報発信という趣旨に基づくシリーズ企画です。

フランスバロックのレパートリーを中心に、19世紀末にポーランドに生まれその後パリに渡り活躍したA.タンスマンの作品も交え、2台チェンバロと連弾による演奏をお愉しみいただきます。また終演後には、ワインのサーヴィスもございます。

2013年最初のキャトルマン新春公演、どうぞ皆様お誘い合わせの上ご来場ください!

日時:2013年1月17日 18:30開場 19:00開演
会場:日仏文化協会・汐留ホール(都営大江戸線汐留駅すぐ、JR新橋駅より徒歩7分)
    tel.03-6255-4104
出演:デュオ《レ・キャトルマン》
曲目:G.ル・ルー 組曲ヘ長調
    A.-L.クープラン 2台のクラヴサンによる四重奏曲
    A.タンスマン 四手の為のフーガ
    他

前売 3500円 当日 4000円 ペア券 6000円
◎予約・問い合わせ  想楽舎 tel.03-3530-7280 www.sougakusha.com

発表会お疲れ様でした

今年も恒例の催し「オリゴの秋」が終了しました。
皆さん、お疲れ様!!

思い通りに弾けた人も新たな課題を見つけた人も、それぞれの達成感と共にまた来年に向けて頑張ってください。

発表会と併せて行われたバロックダンス講座、こちらも参加された皆さん、華麗なる??ステップを披露。
そして先生の模範演技にうっとり。

簡単そうに見えるけれど、見るとやるとじゃ大違い!!
気持ちだけは優雅に、貴族になったつもりでも、なかなか難しいものですね。

舞曲はバロック音楽の重要なレパートリー。
ステップをイメージしながら、今回の講座体験を演奏に活かしていきましょう♪♪

発表会と講座の合間の時間を利用して、お客様にオリゴの所蔵楽器も見ていただきました。
一台一台紹介しながら試奏したり、皆さん興味津々の様子。
これからも機会があれば、皆さんにもっと深くチェンバロを知って頂くための、このような催しを企画していきたいと思います。

 

C.アストローニオ レクチャー・コンサート&公開マスタークラス終了

クラウディオ・アストローニオ氏を迎えて二日間の催しが終了しました。
神戸と東京武蔵野市での連続公演の後、休み無しでの古楽研究会訪問でしたが、連日の疲れも見せず非常にエネルギッシュな演奏を披露してくださいました。

レッスンも素晴らしく、受講された皆さんにはとても刺激になったのではないかと思います。





レクチャーのテーマ、W.フリーデマン・バッハはアストローニオ氏にとって大バッハと共に彼の人生を変えた作曲家の一人だそうで、作品への強い共感が私達にも伝わってきました。

フリーデマンと父親である大バッハとの非常に密接な関係、対照的に独立心旺盛な次男カール・フィリップ・エマニュエル。

レクチャーで指摘された、バッハ・ファミリー内における兄弟と父親の関係性も大変興味深いものでした。

マスタークラス受講者の水準の高さにも、とても満足しておられた様子。

フリーデマン・バッハの鍵盤ソロ作品CDのリリースが待ち遠しいですね!!

レクチャーコンサート(10/15)残席あります!

イタリアから4年ぶに来日するクラウディオ・アストローニオ氏によるレクチャーコンサート、「W.フリーデマン・バッハの時代、作品と演奏様式」、予約受付中です!!


 チェンバロ・オルガン奏者であると共に、自身が結成した「ボルツァーノ・バロック・オーケストラ」の指揮者として、また最近ではジャズ歌手とのクロスオーバーCDをリリースするなど、多彩な活動を繰り広げている方です。

一昨年、フリーデマン・バッハのチェンバロコンチェルト全集をリリースし、ソロ作品のレコーディングも進行中の彼にとって、フリーデマンは今最もホットな作曲家でしょう。

レクチャーではフリーデマンだけでなく、多感様式の代表として大バッハの次男、カール・フィリップ・エマニュエルの作品も併せて演奏してくださいます。

どうぞこの機会に是非、アストローニオ氏の演奏を聴きにお出でください!

10月15日(月) 11:00開演~13:00終了予定
会場: 古楽研究会Space1F
入場料: 3500円 (古楽研究会会員・賛助会員・会友 3000円)

予約申し込みは古楽研究会まで。
Tel. 03-3530-6224

修辞学講座終了

9月30日、台風が接近する中、藤原一弘氏による音楽修辞学の講座が終了しました。



昨年の講座同様、非常にわかりやすく、尚且つ楽しい内容、そしてバロック音楽を演奏する上で忘れてはならない多くの重要な要素を知ることができ、なんとも充実した時間でした!

ルネサンスからバロックの音楽を演奏する際、知的アプローチがいかに大事かを再認識。
この時代のヨーロッパ音楽の美学とは、「変化に富んでいる」ということ。

つまりVarietas=多様性
多様性こそが美
そして美とは、正しいこと、本物であること。

修辞学のフィグールを知ることにより、「普通を超えたもの」に敏感になれる。
バロック時代までの音楽家や知識階級が持っていた、現代の我々とは異なる「共通の基盤」。
これを知らずして、当時の音楽が持っている美を表現することは難しい。

今まで見落としていたかもしれない多くのヒントが、楽譜には隠されているのかもしれません。

修辞学の話をわかりやすく!

古楽研究会主催、秋の特別講座のお知らせです。

9月30日(日) 午後2時~午後5時
古楽研究会Space1Fにて。

講師: 藤原一弘氏(音楽学)
テーマ: 「続・音楽と修辞学」

受講料: 古楽研究会会員 2500円  一般 3000円
お申し込み、お問い合わせは古楽研究会まで。 https://www.origoetp.gr.jp/


ルネサンス末からバロック時代の作曲家は、修辞学を作曲上不可欠なものとして音楽に取り入れました。
音楽と修辞学の関係を理解することは、演奏家にとっても当時の作曲家の意図を知り、演奏に活かすため欠くことのできない知識です。
昨年開催された講座では、作曲家が修辞学をどのように作品に取り入れたか、豊富な譜例と共に具体的にとてもわかりやすく解説いただきました。
講座終了直後から、出席者の「是非続編を!」という声にお応えして、今回第二回の講座が実現しました。
前回聞き逃した方も、どうぞお聞き逃しなく!

この秋は古楽研究会Space1Fへ!!

お盆休みで帰省された方、夏休みを取って旅行に行かれた方も、そろそろ日常に戻りつつある時期でしょうか。

秋からの催しに少し変更がありますのでお知らせします。
9/30「オリゴの秋」は初・中級受講者の皆さんの発表会が延期になり、特別講座のみの開催です。
お待ちかねの、音楽における修辞法のお話の続編。
14:00~17:00の予定で開催します。

10月にはイタリアから、四年ぶりにクラウディオ・アストローニオ氏が来日します。
10/15はレクチャーコンサートで、テーマは「W.F.バッハの時代、作品と演奏様式」。
W.F.バッハのチェンバロコンチェルト全集をリリース、現在ソロ作品の全曲録音プロジェクトが進行中のアストローニオ氏による多感様式の世界、どうぞお聴き逃しなく!!
10/16は公開マスタークラスを開催。

そして昨年から続けている東日本大震災チャリティコンサートも、8月は夏休みをいただきましたが9月から再開します。毎月第3土曜日の午後の開演♪♪
こちらも皆様お誘い合わせの上、ご来場をお待ちしています。