長年オリゴの新年会を開催してきた、池袋の老舗イタリア料理レストラン《文流》が、来年1月15日で閉店することになりました。
www.ikebukuro-bunryu.com/index.htm
勿論来年もここでの新年会を予定していて、その翌日で閉店なのです!
先週末、文流にうかがい、一足先にオリゴ事務局と講師陣で忘年会をしてきました。
来日演奏家をお連れしたこともある文流。33年余の歴史がある、このレストランのお料理がもう味わえなくなるのは、とても残念です。皆さんも、閉店前に是非文流に足を運ばれてみてはいかがですか?
今年も早いもので師走。
皆様お元気にお過ごしですか?
この秋からオリゴ一階のSpace1Fにイタリアンチェンバロが置かれています。
これまで3階レッスン室に置かれていたこの楽器、先月開催された「オリゴの秋」を機にSpace1Fに移動しました。
このイタリアンはR.シュッツェ製作によるフェッリーニモデル(1695頃)、音域はC~d”です。製作年代は1965年、まさにオーセンティックな楽器製作が始まった頃に作られた歴史ある楽器といえます。これからSpace1Fでの催しの際に、この楽器の音色を聴ける機会も増えるでしょう。どうぞお楽しみに!そして新しい企画として、オリゴでは常設のバロックダンス講座を開設します。舞曲はバロック時代に器楽曲として様式化され、チェンバロを弾く人にとっても重要なレパートリーの一つです。メヌエットやガヴォット、クーラント等、ダンスのステップを体験してみることで、舞曲を弾く際のイメージやファンタジーがより膨らむのではないでしょうか?受講希望者が三人以上で開講、一回一時間半の講座で受講料は3000円です。現在の開講予定は月、火曜日の午前中ですが、今後の受講希望者の状況により他の時間帯の開設も検討中です。皆さん、一緒に踊りにいらっしゃいませんか?!詳細は古楽研究会(tel:03-3530-6224)までお問い合わせください。
九月になってもまだ残暑が厳しい日が続いていますが、オリゴでは秋のイヴェントの準備が進んでいます。
9/22は招待講師による講座、そして11/3は恒例の発表会と特別講座による「オリゴの秋」が開催されます。
皆様お誘い合わせの上、ご参加をお待ちしています!
◎招待講師による講座
『ヴェルクマイスターの音楽理論、音律と世界観』
日時 2013年 9月22日(日) 14:00~17:00
会場 古楽研究会 Space 1F
講師 藤原一弘(音楽学)
受講料 会員・賛助会員・会友 3000円 一般 3500円
◎オリゴの秋
日時 2013年 11月3日(日) 13:30~18:00
会場 古楽研究会 Space 1F
初・中級受講者による発表会 13:30開演 14:45終了予定 (入場無料)
特別講座 『ミュゼットによるレクチャーコンサート』 16:00~18:00 (15:30開場)
講師 上尾直毅(チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコード、ミュゼット奏者)
受講料 会員・賛助会員・会友 2500円 一般 3000円
いずれもお問い合わせ・ご予約は古楽研究会事務局まで。 tel:03-3530-6224
蒸し暑さが続く毎日、梅雨明けが待ち遠しく感じますが、皆様お元気にお過ごしですか?
毎月第3土曜日の午後に開催している、東日本大震災チャリティ ワンコイン・コンサートに7月と8月はオリゴの会員が続けて出演します。
どうぞ皆様、お誘い合わせの上、古楽研究会Space1Fにお出でください!!
7月20日(土) 15時開始
~声楽&チェンバロ~
演奏: 大志万 明子(声楽)、加久間 朋子(チェンバロ)
曲目: マヌエル・デ・ファリャ 7つのスペイン民謡組曲
O.レスピーギ 昔風の五つの歌
G.フレスコバルディ アリエ・ムジチより
ほか
8月17日(土) 14時半開始
~チェンバロ・ソロ~
「新旧様式の狭間で~W.フリーデマン・バッハの内面世界~」
演奏: 梶山 希代(チェンバロ)
曲目: W.F.バッハ ファンタジー イ短調
クラヴィーア ソナタ ニ長調
8つのフーガ
ポロネーズ
ほか
会場: 古楽研究会 Space1F 東京都板橋区中丸町10-1 古楽研究会ビル1階
入場料: 500円
www.space1f.com/index.php?data=./data/cl4/
お問い合わせは想楽舎まで tel: 03-3530-7280
3月30日(土)、近江楽堂にて、古楽研究会恒例の春のコンサート「名曲発見・オリゴの春ⅩⅧ」を開催。
この日も気温は低め、肌寒い一日でしたが、予定時間ぴったりに楽器も搬入され、トラブルもなく無事終了しました。
今年はフレミッシュ2段鍵盤とイタリアン、2台のチェンバロを使用。
配置もこんな風にチェンバロの蓋を外して中央に2台を置き、周りを取り囲むように椅子を並べてみました。
近江楽堂で、このような配置を試したのは初めてですね。天井高く立ち上った音が頭の上から降ってくるようで、とても心地のよい響きだったのは新発見です!スヴェーリンクとフレスコバルディという二人の巨匠の音楽の対比も面白く、同時にルネッサンスの反動として興ったバロックの実験的でドラマティックな音楽・・・色々な「対比」を味わえるのが、このコンサートシリーズの楽しさです。さて、来年のテーマは何でしょう?まだまだ発見されていない、様々な“美の対比”ができそうです。
この冬は厳しい寒さが続きましたが、早いもので三月もあと一週間。
急に暖かくなったり冬に逆戻りしたりと、気温の変化が激しい月でしたね。
東京の桜も開花したと思ったら、あっという間に満開です。
観測史上二番目の早さだそうです。
さて今年も3月30日に古楽研究会恒例のコンサート「オリゴの春」を、東京オペラシティ近江楽堂で開催します。
18回目となる今年のテーマは、スヴェーリンクとフレスコバルディ~二人の天才が遺したもの~ルネッサンスの終焉からバロック誕生へと時代が動く中、出現した二人の巨匠の作品のみに焦点を絞ったプログラムです。どうぞ皆様、お誘い合わせの上ご来場ください。チケット予約・問い合わせ古楽研究会 03-3530-6224想楽舎 03-3530-7280
今年も池袋《文流》での新年会で、古楽研究会の一年がスタートしました。
昨年お知らせしたように、池袋文流はすでに閉店、ここでの新年会も今回で最後となりました。
この日は午前中から雪が降り始め、あっという間にかなりの積雪!!夕方以降は都内の交通機関にも影響が出始め、改めて雪に弱い東京の姿が顕に。成人式の日でしたので、晴れ着姿の新成人の皆さんも大変だったでしょう。
会友、賛助会員の皆様と共に、美味しいお料理とワインをいただきながらのひと時、毎回ご出席くださり古楽研究会への励ましの言葉をいただけるのは嬉しいことです。古楽研究会では、今年も引き続き毎月第3土曜日のチャリティコンサート他、恒例の「オリゴの春」等の公演や講座etc.色々な催しを開催していく予定です。どうぞ皆様、気軽に中丸町まで足をお運びください!
加久間朋子と梶山希代によるチェンバロ・デュオ《レ・キャトルマン》の公演が、来年1月17日(木)に汐留の日仏文化協会・汐留ホールにて行われます。
この公演は日仏文化協会による“Jeudi Soir”(木曜の夕べ)と題した催しの一環で、フランスの香り漂うカルチャーの情報発信という趣旨に基づくシリーズ企画です。
フランスバロックのレパートリーを中心に、19世紀末にポーランドに生まれその後パリに渡り活躍したA.タンスマンの作品も交え、2台チェンバロと連弾による演奏をお愉しみいただきます。また終演後には、ワインのサーヴィスもございます。
2013年最初のキャトルマン新春公演、どうぞ皆様お誘い合わせの上ご来場ください!
日時:2013年1月17日 18:30開場 19:00開演
会場:日仏文化協会・汐留ホール(都営大江戸線汐留駅すぐ、JR新橋駅より徒歩7分)
tel.03-6255-4104
出演:デュオ《レ・キャトルマン》
曲目:G.ル・ルー 組曲ヘ長調
A.-L.クープラン 2台のクラヴサンによる四重奏曲
A.タンスマン 四手の為のフーガ
他
前売 3500円 当日 4000円 ペア券 6000円
◎予約・問い合わせ 想楽舎 tel.03-3530-7280 www.sougakusha.com
今年も恒例の催し「オリゴの秋」が終了しました。
皆さん、お疲れ様!!
思い通りに弾けた人も新たな課題を見つけた人も、それぞれの達成感と共にまた来年に向けて頑張ってください。
発表会と併せて行われたバロックダンス講座、こちらも参加された皆さん、華麗なる??ステップを披露。
そして先生の模範演技にうっとり。
簡単そうに見えるけれど、見るとやるとじゃ大違い!!
気持ちだけは優雅に、貴族になったつもりでも、なかなか難しいものですね。
舞曲はバロック音楽の重要なレパートリー。
ステップをイメージしながら、今回の講座体験を演奏に活かしていきましょう♪♪
発表会と講座の合間の時間を利用して、お客様にオリゴの所蔵楽器も見ていただきました。
一台一台紹介しながら試奏したり、皆さん興味津々の様子。
これからも機会があれば、皆さんにもっと深くチェンバロを知って頂くための、このような催しを企画していきたいと思います。
クラウディオ・アストローニオ氏を迎えて二日間の催しが終了しました。
神戸と東京武蔵野市での連続公演の後、休み無しでの古楽研究会訪問でしたが、連日の疲れも見せず非常にエネルギッシュな演奏を披露してくださいました。
レッスンも素晴らしく、受講された皆さんにはとても刺激になったのではないかと思います。
レクチャーのテーマ、W.フリーデマン・バッハはアストローニオ氏にとって大バッハと共に彼の人生を変えた作曲家の一人だそうで、作品への強い共感が私達にも伝わってきました。フリーデマンと父親である大バッハとの非常に密接な関係、対照的に独立心旺盛な次男カール・フィリップ・エマニュエル。レクチャーで指摘された、バッハ・ファミリー内における兄弟と父親の関係性も大変興味深いものでした。マスタークラス受講者の水準の高さにも、とても満足しておられた様子。フリーデマン・バッハの鍵盤ソロ作品CDのリリースが待ち遠しいですね!!
日本におけるチェンバロでの古楽奏法のパイオニア鍋島元子と1974年創設された【古楽研究会Origo et Prctica】のホームページ