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★会員レポート 「オリゴの秋」講座シリーズ 第115回 特別講座 「ゴルトベルク変奏曲〜バッハ、晩年の世界」 講師:角倉一朗氏(東京藝術大学名誉教授) |
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2006年10月1日(日)16:00〜19:00 会場 コア石響(東京・四ツ谷) 1.晩年のバッハ
1685年に生まれ、1750年に没したJ.S.バッハの最後の10年間を晩年として、
そこに重点を置いて生涯をまず辿った。 2.バッハの変奏曲 バッハは若い時代にコラールによる変奏曲を残しているが壮年期にはあまり書いていない。 そして晩年になると「ゴルトベルク変奏曲」を始めとして大曲を残した。 「フーガの技法」や「音楽の捧げ物」も広い意味で変奏曲といえる。 3.作品の誕生
フォルケルの書いた「バッハ小伝」によって伝えられている、
不眠に悩むカイザーリンク伯が眠れぬ夜にお抱えのチェンバロ奏者ゴルトベルクに弾かせるため
バッハに依頼したという有名な逸話の真偽は?曲の成立の契機としては
ゴルトベルクの年齢等を考えて首をかしげざるを得ないということであった。 4.楽譜
自筆譜は消失しているが、1741年の出版譜が残っている。
とりわけ、バッハ自身の加筆訂正が書き込まれた私蔵本が1974年に発見されたことにより、
一部曲の解釈に大きな影響を及ぼしている。またアリアのバスのテーマを基に
14の謎カノンが書き込まれており、これも新たな発見となった。 5.ゴルトベルク変奏曲の性格
単独のクラヴィーア曲としては最大の規模を持つ。多様な変奏は、
徐々に技巧性を増し、クオドリベット(*)そして最初のテ−マに戻って曲を閉じる。
後半の技巧的な曲に見られるドメニコ・スカルラッティの影響も指摘された。
調性は全体がト調で統一され3曲のみ短調である。ト長調とト短調は同じ調であり、
その違いは旋法の違いであるという楽典的な注意もされた。 6.ゴルトベルク変奏曲の構成
バッハ持ち前の秩序と計画性が表れた構成となっている。
変奏の3曲目にはカノンが配置され、第4変奏以降は自由な変奏や舞曲、
技巧的な曲、カノン、という3曲ごとのまとまりが見られる。 7.作品の変容
バッハの作品についてはどのように受容されてきたかという研究も非常に多くなされている。
バッハの無伴奏ヴァイオリン・パ |
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